人工登攀

読み
じんこうとうはん

ボルト、ハーケン、あぶみなどを使う登り方。ただし明確な定義は無い。
単に「人工」と呼ばれることもある。
人工登攀のグレードとして、あぶみを使わない「A0」(エーゼロ)と、
あぶみを使うA1~5がある。(墜落予想距離によりグレードがあがる)
A0はピトンを足場にしたりヌンチャクをつかんで登る。

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チョーク

chalk

滑り止めのために使われる粉。
炭酸マグネシウムが主成分で、滑り止めの松ヤニが添加されたものもある。
手の水分を吸収除去することによりヌメりを防ぎ、フリクションを高めることで滑るのを防ぐ。
チョーク自体に滑り止め効果はほとんど無い。

粉の飛散を防ぐため、袋状になったチョークボールに入ったものが多く、
それをさらにチョークバッグに入れて使う。

チョークの粉をアルコールに溶かした「液体チョーク」は
手に付けるとアルコールが蒸発してチョークが手に残る仕組みになっている。
アルコールが手の水分を蒸発させる効果もある。

インドアクライミングにおいては、チョーク飛散による空気汚染を防ぐために
液体チョーク以外の利用を禁止しているジムがある。

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テンション

tension

墜落やクライマーの休憩などに備え、ビレイヤーがロープに張力をかけてピンと張ること。
ロープがたるんだ状態で墜落すると落下距離が長くなる。

墜落しそうな場合などにクライマーがビレイヤーに「テンション!」と叫ぶことがあるが、
「ロープにテンション(張力)をかけてください」という意味である。

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プロテクション

protection

フォールを止めるためのアンカーになるものの総称。
安全をプロテクト(守る)する、というところからきている。
ボルト、ピトンのように壁に残置されるものを「フィックスドプロテクション」、
クラックなどで使うカムのように回収可能なものを「ナチュラルプロテクション」と呼ぶこともある。

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